HIFUで失敗しないために副作用やデメリットも理解しよう!
HIFU(ハイフ)とは、高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略で、メスで切らずに、高密度の超音波による熱エネルギーによって、たるみ改善への高い効果が期待できる人気の美容医療です。しかし、どんな美容医療の施術にも副作用やデメリットはあります。そこで、今回は、HIFUの副作用やデメリットについてご紹介します。
HIFUの副作用やデメリット
1つ目は、施術中に痛みを感じる場合があることです。
ハイフで超音波を照射する場所が深くなってくると、超音波がすべては吸収されなくなり、その一部は骨まで届いてしまいます。骨の表面にある骨膜には知覚神経が通っているので、そこに超音波が当たると痛みを感じてしまいます。そのために、脂肪が薄く、骨に近い部分ほど痛みを感じやすくなります。また、超音波を照射すると、皮下組織の温度が上がるので、熱いと感じる人が多くなります。
痛みに弱い方は麻酔クリームを施術前に塗ったり、施術中に痛みを感じたら出力を下げて対応してもらうなどの対策をとりましょう。
2つ目は、赤みや腫れ、むくみが出る場合があることです。
ハイフは超音波をSMAS層に照射する治療法ですが、肌の表面にまったく影響がないというわけではありません。結果的に照射した部分がむくみで腫れたり、血行を促進することで赤みが目立ってしまうということがあります。
ただし、どちらの症状も数日内にはおさまりますし、施術箇所の形状を大きく変えるほどひどく出ることはありません。むくみがひどい場合は、保冷剤を清潔なタオルで包み、患部に当てて冷やしましょう。
3つ目は、肌が乾燥しやすくなることです。
ハイフで超音波を照射した肌の深い部分では熱が発生するので、一時的に施術箇所は肌の水分量の減少が起こり、乾燥しやすくなります。
施術後は、敏感肌向け化粧品でしっかりと保湿をし、施術後の注意点は守るようにしてください。
4つ目は、紫外線の影響を受けやすくなることです。
ハイフで超音波を受けた肌は、熱の発生で水分量の低下が起こり、一時的にバリア機能が低下します。そのため、通常よりも紫外線の影響を受けやすく、日焼けのリスクも上がってしまいます。
施術後は特に、刺激の小さなノンケミカル処方の日焼け止めをしっかり塗るなど、UVケアを入念に行いましょう。
5つ目は、やけどや水ぶくれが出る場合があることです。
超音波を照射するため、照射角度や深度を誤ったり出力が強いと、まれにやけどや水ぶくれ、色素沈着となる場合があります。
施術中に強い痛みを感じた場合、すぐに医師に伝えるようにしましょう。
HIFUで失敗しないためのポイント
1つ目は、経験豊富な医師・看護師のいるクリニックで施術を受けることです。
ハイフは、医療機関で医師や看護師が施術を行う場合と、エステサロンでエステティシャンが施術を行う場合の2通りがあります。万が一のトラブル対応を考えると、ハイフの施術経験が豊富で、解剖学に精通している医師や看護師のいるクリニックを選ぶことが大切です。
2つ目は、カウンセリングをしっかりと受けることです。
医師からしっかりと説明を聞き、施術箇所やどんな効果を出したいかをすり合わせておきましょう。不安や不明点があれば必ず確認し、納得してから受けることが大切です。
3つ目は、アフターケアを丁寧に行うことです。
ハイフには、ほぼダウンタイムはありませんが、施術後は肌が敏感になり、バリア機能が低下しています。そのため、紫外線の影響を受けやすく、乾燥肌になりやすい状態です。だから、施術後はしっかりと保湿をして、洗顔やクレンジングでも肌に刺激を与えないようにしましょう。もちろん、日焼け止めや帽子などのファッションを活用した紫外線対策も大切です。施術後の注意事項もしっかり守りましょう。
まとめ
HIFUは、たるみやハリツヤ改善にとても効果が期待できますが、ほかの美容医療の施術と同じく、副作用やデメリットもあります。副作用やデメリットを理解し、しっかり対策をとることで、期待した効果を得られる可能性が高くなるでしょう。