大人の脂性肌。皮脂を取り除くことが対策ではない?
脂性肌は、皮脂量も水分量も多い肌状態です。思春期はホルモンの分泌が多く、皮脂の分泌が活発になることで脂性肌になることがあります。しかし、大人になってからの脂性肌は、若い世代の脂性肌とは違ってその本質は乾燥肌であることが多いのです。そこで、今回は、大人の脂性肌の特徴や対策についてご紹介します。
大人の脂性肌の特徴
脂性肌は、洗顔後すぐに顔がテカる、肌の見た目が脂っぽい、夕方になるとくすみや化粧崩れが気になる、毛穴の開き・詰まり・黒ずみが気になる、ニキビや吹き出物が出来やすいなどの特徴があります。
これらは過剰な皮脂の分泌によるものなので、不要な皮脂を取り除いたり、皮脂の分泌を抑制させることが必要です。
ただし、洗顔後20分程度して皮脂が浮いてきたのにツッパリ感がある、乾燥しているのにニキビができる、肌のごわつきを感じるなどの特徴があれば、それは脂性肌ではなく、インナードライ肌かもしれません。
インナードライ肌とは、肌の表面には皮脂が多くテカテカしているが、肌の内側は乾燥している状態です。
バリア機能の低下やターンオーバーの乱れによって、肌の水分量が過度に少なくなると、これ以上の水分の蒸発を抑えようと、肌が一生懸命皮脂を分泌している状態なので、一見、脂性肌と勘違いしてしまうのです。インナードライ肌の本質は乾燥肌なので、改善のためには乾燥肌の対策を行わなくてはいけません。
大人の脂性肌の改善対策
大人の脂性肌の対策は、洗顔で不要な皮脂をしっかり落とすことが基本です。良質な石けんなど、しっかり皮脂が取れる洗顔料を選びましょう。
ただし、インナードライ肌で石けんでも刺激を感じる場合は、弱酸性の洗顔料やアミノ酸系界面活性剤を使った洗顔料を使うことも考えましょう。脂性肌で角質肥厚があったり、ターンオーバーが遅い場合は、酵素洗顔を試してみることもよい方法です。
クレンジングでは、毛穴汚れをしっかり落とすことが大切です。毛穴汚れを吸着してくれるクレイや、毛穴悩みにアプローチしてくれるアーチチョーク葉エキスが配合されているクレンジング料がおすすめです。ただし、皮脂を取りたいからといって、強い界面活性剤の入ったものを使うのはやめましょう。
「ナールスエークレンズ」は、主な洗浄成分がアミノ酸系界面活性剤のラウロイルグルタミン酸Naのクレンジングジェルです。さらに、クレイやアーチチョーク葉エキスを配合しているので、必要な潤い成分は守りながら、毛穴汚れや不要な皮脂はしっかり落とします。
そして、脂性肌でもやはり保湿は大切です。プロテオグリカンやセラミドなどの高保湿成分が配合された化粧水や美容液、保湿クリームでしっかり保湿を行いましょう。
乾燥やインナードライが原因でない脂性肌なら、適度に皮脂を抑えるコントロールをすることも大切です。ビタミンC誘導体は、過剰な皮脂分泌を抑制する働きがあります。ビタミンC誘導体の中でも、刺激性の少ない両親媒性のAPPSがエイジングケア世代の方におすすめです。
「ナールスピュア」は、脂性肌でも使いやすいサッパリタイプの化粧水です。プロテオグリカンなどの保湿成分や、APPSも配合しています。
保湿クリームの「ナールスユニバ」も、ヒト型セラミド、スクワランやシアバターといった高保湿成分と油溶性ビタミンC誘導体VCIPを配合しています。どちらもしっかり保湿を行いながら、皮脂コントロールもサポートしてくれます。
さらに、昼間はしっかり日焼け止めで紫外線対策も行いましょう。ノンケミカで肌にやさしいのに強い紫外線までカットするUV化粧下地「ナールスヴェール」には、ビタミンC誘導体VCIPを配合しているので、皮脂の過剰分泌抑制のサポートもしてくれます。
まとめ
大人の脂性肌は、間違ったスキンケアや不規則な生活習慣など、何らかの原因で皮脂分泌が多い状態になっているのです。だから、ただ皮脂を取り除くのではなく、脂性肌の原因を見極めて、スキンケアや生活習慣の見直しを行い、皮脂が過剰に分泌されない肌状態に導くことが重要なのです。