まぶたのたるみやシワは予防が大切!目立ってしまったらどうすればいい?

まぶたはデリケートなパーツで、加齢や刺激など、さまざまな原因によって、たるみやシワが目立ってきます。皮膚だけでなく筋肉などの組織の衰えが原因になるので、一旦目立つと、スキンケアやエイジングケアで改善することはできません。

そこで、今回は、まぶたのたるみやシワの予防法と目立ってしまってからの改善の対策 についてご紹介します。

スキンケアによるまぶたのたるみやシワの対策

まぶたのたるみやシワの多くは、一旦目立ってしまうとスキンケアでは改善は難しいので、気になる前から予防することが大切です。まぶたの皮膚はとても薄いので、バリア機能が低下しやすく、乾燥しやすい特徴があります。

そのため、まぶたの乾燥が気になるときは、化粧水に加えて、目元のケアに特化した成分やテクスチャーに特徴がある目元専用美容液やアイクリームを使うのがおすすめです。目元の乾燥を防ぐためには、アミノ酸やナールスゲン、セラミドなどが入ったもの、目元のハリをキープするためには、ナイアシンアミドやレチノールなどが入ったものがおすすめです。

洗顔やクレンジングは、まぶたにダメージを与えないように、ゴシゴシ擦らず優しく洗いましょう。脱脂力の強いクレンジング料は避け、クレンジングオイルなら油脂系のタイプ、メイクが濃くないならジェルやミルクなど摩擦の少ないタイプがおすすめです。

さらに、日焼け止めでの紫外線対策も重要です。目元は刺激に弱いのでノンケミカルタイプの日焼け止めがおすすめです。また、外出する際は、帽子や日傘、UVカットサングラスで目元への紫外線を物理的にカットしましょう。ブルーライトや高エネルギー可視光線、近赤外線などもカットできるサングラスがおすすめです。

ほかにも、エクササイズで眼輪筋を鍛える、まぶたの負担になるアイメイクは軽めにする、コンタクトレンズの脱着時に上まぶたを引っ張らないことも、まぶたのたるみやシワの予防になります。

美容医療のよるまぶたのたるみやシワの対策

上まぶたのたるみが、眼瞼下垂の場合は、主に眼科または形成外科で保険診療を受けることが可能です。

内服薬や注射はあまり効果がでないので、原則は、挙筋前転術、重瞼部・眉毛下皮膚切除術、筋膜吊り上げ術などの手術で治療します。

眼瞼下垂ではなくても、まぶたが腫れぼったく感じたり、目尻が下がってきた場合には、上眼瞼皮膚切除、眉毛下皮膚切除、眉毛上皮膚切除など、美容医療で手術を受けることでたるみを改善することが可能です。

また、まぶたのたるみやシワの美容医療にはメスを使わない施術もあります。フラクショナルレーザーは、無数の極小の穴を多数開けることで、傷を治そうとする創傷治癒作用によってまぶたのたるみを改善する治療です。

傷が治る過程で、コラーゲンやエラスチンが産生され、たるみが改善します。高周波治療機器のサーマクールを改良し、眼球に熱が加わらないように熱の発生深度を浅くしたサーマクールアイは、まぶたの余剰皮膚を引き締め短縮する効果でたるみを改善します。

ソノクイーンなどのまぶたへの照射ができるハイフは、超音波エネルギーを真皮やSMAS層にピンポイントで照射することで、まぶたを引き締める効果があります。

まとめ

目立ってしまったまぶたのたるみやシワは、スキンケアやエイジングケアで改善することはできないため、スキンケアや生活習慣で日ごろから予防を心がけることが大切です。一方、目立ってきたまぶたのたるみやシワの改善には、保険診療や美容医療による治療がおすすめなので、まずは診察や美容クリニックでカウンセリングを受けてみるのも良い方法です。